FCバルセロナは8日、ラジョ・バジェカーノとの試合を6対1で勝利し、ついに宿敵レアル・マドリードを抜いてリーガ・エスパニョールでトップに立った。
この日、バルサが奪取したのはリーガの首位だけでない。チームの絶対的ストライカーのメッシがハットトリックを決め、得点王ランキングでもクリスティアーノ・ロナウドと並んでトップ(30ゴール)になったのだ。メッシは2015年だけで16試合に出場し、18ゴールをマークしており、今まさに絶好調だ。
対するクリスティアーノ・ロナウドは今年に入ってから12試合に出場し、わずか7ゴールにとどまっており、どれだけメッシが今年に入ってから追い上げているかが分かる。
さらにバルサはルイス・スアレスが4試合連続ゴールをマーク中とノリに乗っている。ラジョ・バジェカーノ戦でも先制ゴールを含む2得点の活躍だった。一時はアシスト役に回っていた時期もあったが、ここに来て自ら積極的にゴールを狙っていく場面が目立つようになり、もはやチームになくてはならない存在になっている。
一方のネイマールも先日の国王杯ビジャレアル戦で2得点を決めたばかり。バルサは攻撃の要の三人が共に最高の仕上がりにあるのだ。ネイマールは今の状況についてこう語っている。
「みんなチーム一丸になっている。バルセロナのためにベストを尽くすということをみんな分かっている」。
そしてついに22日にはホームのカンポ・ヌウで最強のライバル、レアル・マドリードとの直接対決が待っている。バルサはその前にも14日にエイバル戦を、18日にマンチェスターシティとのチャンピオンズリーグの一戦を控えているが、すでにファンたちの頭にあるのはやはりクラシコの一戦だろう。