ドゥンガ監督は5日、今月26、29日に開催されるフランス、チリ戦に向け、ネイマールを含む23選手を招集した。
ブラジルは今年コパ・アメリカを控えており、今度のフランス、チリとの試合はそれに向けた前哨戦となる。そんな大事な試合にドゥンガが攻撃陣に選んだのはネイマール、ロビーニョ、フィリペ・コウチーニョ、ジエゴ・タルデッリら5人のFWたち。特にジエゴ・タルデッリは以前にもブラジル代表に選ばれているが、中国リーグでプレーする選手として今回初めて代表でプレーすることになる。中国リーグにはジエゴ・タルデッリ以外でも今年からリカルド・グラールなどトップレベルの選手が移籍しており、ドゥンガ監督は「自分もジュビロ磐田時代にブラジル代表のキャプテンだった」として、今度も彼らのプレーに注目していくことを明かしている。
なお、昨年日本戦に出場したカカやW杯に出場したフッキは選考から外れた。その一方でレアル・マドリードでプレーするマルセロがW杯以来の代表復帰となった。ここに来てドゥンガ監督は6月11日に開幕するコパ・アメリカのメンバーはまだ確定していないと明言。今後も状況次第では大幅にメンバーが変わる可能性もある。
コパ・アメリカでの戦術については「連携に勝るものはない。プレースタイルについてはすでに議論している。ただ今のシステムは一つしかない。みんなで攻撃して、みんなで守る。近代サッカーには4つか5つ重要な要素がある。そのうちの二つが協力的であることと、もう一つが高い競争力を持っていることだ。もし一人の選手が協力的でなくて、攻撃や守備のときに参加していなかったら、チームは数的不利の状況に陥る。」と分析した。
ブラジルは26日にフランスのパリでフランス代表と、29日にはイギリスのロンドンでチリ代表と対戦する。
代表選手は以下の通り。
GK
ジェフェルソン(ボタフォゴ)
マルセロ・グロエ(グレミオ)
ジエゴ・アウヴェス(バレンシア)
DF
ダヴィド・ルイス(PSG)怪我のため欠場>代役ジル(コリンチャンス)
マルキーニョス(PSG) 怪我のため欠場>代役ガブリエル・パウリスタ(アーセナル)
チアゴ・アウヴェス(PSG)
ミランダ(アトレチコ・マドリード)
SB
マルセロ(レアル・マドリード)
ファビーニョ(モナコ)
フィリペ・ルイス(チェルシー)
ダニーロ(ポルト)
MF
ルイス・グスタヴォ(ヴォルフスブルク)
エリアス(コリンチャンス)
ウィリアン(チェルシー)
ソウザ(サンパウロFC)
オスカル(チェルシー)
ロベルト・フィルミノ(ホッフェンハイム)
FW
フィリペ・コウチーニョ(リバプール)
ネイマール(バルセロナ)
ジエゴ・タルデッリ(山東魯能) 怪我のため欠場>代役ルイス・アドリアーノ(FCシャフタール・ドネツク)
ロビーニョ(サントス)
ドウグラス・コスタ(シャフタール・ドネツク)