ネイマールほど影響力を持ち、有名になると、彼の周りでは決していいことばかりが起こるわけではなく、当然トラブルも付きまとってくる。ネイマールの名声を利用しようとする者は後を絶たず、あるいはネイマール自身の発言、行動が物議をかもすこともある。バルサ移籍後ここ数年で起こったネイマールにまつわるトラブルをまとめてみた。
1、バルサ移籍問題
サントスFC、FCバルセロナ、そしてネイマールパパのマネージメント会社による移籍契約においてスペインの裁判所は違法行為があったと指摘。裁判は現在に渡るまで継続中。一方、ブラジルでもバルサへの移籍を巡りネイマールパパに対して4件の訴訟が行われている。
ネイマール、クラブ世界選手権前にバルサからお金を受け取っていた
2、交通法違反
バルセロナ移住後、まもなくしてネイマールは道路交通法違反でスペイン警察に200ユーロの罰金刑を課された。これを巡ってブラジルの記者がコラムでスピード違反で捕まったと指摘。しかし実際は車の窓に規定を超える暗さのスモークを張っていたことが原因だったことが判明。後日、ネイマールが反論するために切符をネットで公開するまでに至った。
3、グアラナCM
ワールドカップ直前に放送された大手飲料メーカー、アンベブ社によるグアラナのCMでブラジルを訪れている外国人が次々と紙を見ながらおかしなポルトガル語で、グアラナを注文する。実は外国人に変なポルトガル語を教えていたのはネイマールのいたずらだった、という内容が外国人に対する「いじめ」と問題になり、クレームが殺到。ワールドカップのために外国人観光客を誘致しなくてはならない敏感な時期だっただけにCMはその後放送禁止に追い込まれる事態となった。
4、バナナ運動
バルサのチームメイト、ダニエウ・アウヴェスが試合中にピッチに投げ込まれたバナナを食べたことを受け、ネイマールがインスタグラムにバナナを食べて「僕らはみんな猿なんだ」と抗議したことがきっかけで、世界中で同運動が広まった。その一方でこの運動が事前に予定されていたネイマールの計画的マーケティングだった、と指摘されたほか、バナナ運動Tシャツを販売して金儲けに走る有名人なども登場し、物議をかもした。
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5、試合中の下着露出
アトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグの試合中、ネイマールがシャツをまくり上げ、何度も下着を見せるシーンがあった。これがネイマールの宣伝行為だとみなされ、問題に挙がった。ちなみにネイマールはこの日以降、シャツをまくり上げたりする行為を控えている。
ネイマールの試合中のある行為に非難殺到 実はこんなところでも大金が動いていた
6、破局の原因を作ったモデルを起訴
元彼女のブルーナ・マルケジーニとネイマールが破局する原因になったと言われるモデル、ラリーサ・オリベイラがTV番組でネイマールと密会していたことを激白。ネイマールと一緒にいたときの写真を公開するなどして話題になった。ネイマールは彼女を名誉毀損で告訴している。
7、プレイボーイ誌を告訴
ネイマールと過去に付き合っていたなどと嘘のインタビューと共にプレイボーイ誌の表紙を飾ったセクシーモデル、パトリシア・ジョルダーニをネイマールが告訴。裁判所もこれを認め、その月のプレイボーイ誌を発売停止処分にした。
8、政治利用
大統領選挙中、何者かがネイマールの画像を使い、ジルマ・ルセフ大統領を支持するメッセージをさもネイマールが書いたかのようにネット上に流出させた。これを受け、ネイマール側は猛抗議。実際は息子ダヴィ・ルーカ君に対する誕生日メッセージだったことが発覚した。ちなみに大統領選ではジルマ・るセフ大統領が決選投票の末、当選している。ネイマールは後に対抗馬のアエシオ・ネヴェスを支持する意向を動画で表明した。
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