2002年日韓ワールドカップでブラジルのキャプテンを務めたカフーが先日、TV番組に出演し、ネイマールについてコメントした。
カフーは、ネイマールがメッシ、クリスティアーノ・ロナウドなどと並んでバロンドールの候補に挙がったことについて、「ネイマールはすごい選手で怪物のようで、クラッキ(名選手)になる可能性はある。でもまだクラッキじゃない」と過大評価されているとした。
さらにカフーは、「ブラジルサッカーにおいては彼はここ最近のクラッキの一人だけれど、それはブラジルサッカーでのこと。世界のサッカーにおいてはまだ彼はほかの偉大な選手たちから遅れを取っている」と、まだ成長段階にあることを強調した。
カフーは名選手と呼ばれるようになる条件について、「重要なタイトルを獲ることと、成熟すること」としたうえで、「欧州に移籍したことで十分に成熟し、名選手になれるだろう。彼ならなれるはずだ」と、さらなる成長を予想した。
しかしながらブラジルサッカーに話が及ぶと、「数年前からブラジルサッカーはかなり質を落とした。ブラジルのそれぞれのクラブでアイドル選手やクラッキを3人挙げろと言われたら一人もいない。唯一の選手がネイマールだったんだ」と、強い口調でレベルの低下を指摘した。