日本戦で4ゴールを挙げる大活躍を見せ、休むまもなく出場したエイバルとの試合で見事なボレーシュート、そしてメッシへのヒールでのアシストを決めたネイマール。絶好調と言ってもいい今のネイマールの秘密は一体なんなのか。ブラジルのメディアが昨季との違いを指摘している。
グローボ・エスポルチによると、ネイマールの好調の影にはフィジカルの向上があるという。ネイマールはこれまで再三痩せすぎだと言われてきた。そのため強いチャージを受ければすぐに倒れてしまう。倒れる回数が多いことで、相手選手たちやファンたちからは「ダイブ」だと言われることも少なくなかった。そこでバルサはネイマールの肉体改造を指示。それもそのはず移籍直後身長175cmに対し、体重は64kgほどしかなったからだ。ネイマールもフィジカルの重要性を感じたのか昨年には「扁桃腺の手術」を受けるなどして態勢を整えた。喉が腫れるたびに食欲が失せ、体重減少につながるからだ。
また、移籍後は筋トレなどのフィジカルトレーニングにも時間を費やした。その結果、体重の増減はそれほどないにも関わらず、筋肉の量は移籍後から約1年3ヶ月で4kg増加したという。ネイマールは日本戦後、記者たちにフィジカルの強さを指摘されると、「フィジカルトレーニングをよくやっているからね」と応えたうえで、肉体美のためかと振られると、「(肉体の)外見のことは関係ない。僕はそんなに気にしないから。それよりパフォーマンス向上のためにね。僕にとってはそのほうが大事だから」とコメントしている。
エイバル戦でのネイマールのゴールはキャリア220ゴール目となるメモリアルゴールだった。22歳にして220ゴール。そのうち40ゴールが代表戦でのゴールだ。さらなるフィジカル強化を図れば300、400ゴールといった大台も決して夢じゃない。