ネイマールのサントスからFCバルセロナへの移籍をめぐり違法行為があったかどうかを決める裁判がスペインで行われている中、また新たな情報が明らかになった。実はネイマール、世界クラブ選手権決勝サントス対バルサ戦の時点ですでにバルサから前金を受け取っていたのだ。
報道によると、バルサはネイマールパパが運営するマネージメント会社N&Nに対し、1000万ユーロを世界クラブ選手権決勝が行われる6日前に支払っており、すでにあの時点でネイマールがバルサへの移籍を決心していたとも取れる新真実が浮上した。ちなみにネイマールがバルサに移籍したのは2013年5月で、世界クラブ選手権が行われたのは2011年12月のことだ。
報道によれば、ネイマールパパはサントスを通さずに独自にバルサと接触し、早い段階から交渉に入っていた。対するバルサもネイマールがサントスとの契約が切れる1年半以上から熱心にラブコールを送っていたことになる。また、ネイマールパパとバルサとの間で世界クラブ選手権の1ヶ月前の2011年11月の時点ですでに条件が合意に至っていたという。となるとネイマールが決勝でバルサと戦っていたときには対戦相手が数年後の自分の所属チームになるということを知っていた可能性が高い。もし知っていたとしたら果たしてどんな気持ちでプレーしていたのだろうか。サントスはこのときバルサに4対0と大敗している。もしかするとネイマールは複雑な気持ちでプレーしていたのかもしれない。