ドゥンガとマルティーノ両監督、ネイマール・メッシの比較にうんざり気味

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ついに目前に迫ったブラジル対アルゼンチンによるスーペルクラシコ。本番を前にした最後の記者会見では世界中のメディアがネイマールとメッシばかりを取り上げる中、ブラジル代表のドゥンガ監督とアルゼンチン代表のヘラルド・マルティーノ監督は少々うんざりした様子で記者たちの質問に応える一幕があった。

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ドゥンガ監督はインタビューの席でネイマールとメッシの対決について、「試合のプロモーションをするときは外部の人間がそういったやり方をするけど、我々はそれに対しては何もできない。ただ、彼らは怪物を創造しようとしているので、我々はそれを飼いならさないといけない」と冷めた口調で話し、「もし一人の選手だけをマークして、全てが解決するなら簡単なことだ。もちろん二人は素晴らしい選手だけれど、チームプレーのほうが彼らにとってもプレーするためには大切なことだ」と持論を展開した。

一方、アルゼンチン代表のヘラルド・マルティーノ監督は、「(二人を)比較したとしても、話はどこにもたどり着かない。大事なのは彼らがお互いのチームを代表するということ。」としたうえで、「私にとっても、ドゥンガ監督にとっても(ネイマールとメッシ)二人がどちらかの同じチームでプレーしないだけお互いに有利だ」と冗談を交えながら記者たちの質問を一蹴した。

1914年に初大会が開催されてからというもの、これまで決まってアルゼンチンかブラジルで実施されてきた同大会だが、今回初めて中国での開催となる。それについてドゥンガ監督は、「これだけ長い時間移動するとパフォーマンスに影響する。それに試合中3人の交代しか認められないというのも問題。今日までずっと眠れずにいる選手たちもいるぐらいで、理想は交代枠をもっと増やすことだ。そうしたらもっといい試合になるのに」と、過密スケジュールやルールを嘆いた。

しかし勝負は勝負。アルゼンチン相手に負けたら、「移動の疲れがあった」などとは決して言い訳にできない。ワールドカップ準優勝チームに対しての作戦についてはずばり「カウンター」だとドゥンガ監督は話す。世界トップクラスの攻撃陣を有するブラジルからすると消極的ともとれる発言だ。「どんな監督もメディアやサポーターを喜ばせるためにガンガン攻めていくと言ったりするけれど、実際試合になるとがちがちに固めたりするもの。今の時代それほどスペースを開けて攻めたりはできない」。

対するマルティーノ監督はブラジルについて、「ワールドカップはもう過去のこと。(ブラジルは)今はまた新しいサイクルが始まったし、選手たちも新しい監督を迎えて心機一転の気持ちでやっている。ブラジル代表のコロンビアとエクアドルの試合を見たが、彼らは待ちの姿勢で、カウンターに行くようなプレーをしていた。特に4人の選手がディフェンスから攻撃への移行がとても素早かった。本番ではアルゼンチンがポール所持率で上回る可能性もあるが、カウンターには十分に気をつけないといけない」と分析した。

ブラジル対アルゼンチン戦は日本時間11日午後9時にキックオフ。

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