ネイマールの契約問題をめぐる裁判で次々とFCバルセロナ、サントスFC、ネイマールの衝撃の契約内容が公開されている。中でも驚きなのがバルサがネイマールの家族、友人たちに支払った額だ。
ネイマールと契約を交わした当時バルサの会長を務めていたサンドロ・ロセル氏は先日、裁判の審理の席でネイマールの入団記者会見のためにクラブはネイマールの家族や友人たちの旅費だけで30万1000ユーロ(約4100万円)も支払ったことを明らかにした。記者会見にはネイマールの家族のほか、スタッフとしてスペインに移住した複数の友人たち、そして当時の恋人のブルーナ・マルケジーニも出席した。
バルサはネイマールパパが交渉の席で要求した条件を全て飲み、プライベートジェットを用意し、ネイマールをスペインに送り届けた。ロセル元会長は、「ネイマールが安心して、休んだ状態でスペインに着けるようにした。それは我々が偉大な選手たちに対してする待遇だ。彼らはクラブの最も大切な資本なのだから、金を扱うように大切にしないといけない」と話した。
さらにバルサはネイマールパパのために8000ユーロを支払い、マネージメントの事務所を開設、「彼らが考えていたことを我々が受け入れた。新しいスポンサーを得るためには彼らは自分たちで拠点を構える必要があり、それにはそれなりの費用がかかった」と説明している。また、ネイマールの家族たちの引越し費用も全部クラブがカバーしたという。それについては「ネイマールは家族の近くでいつもどおりのライフスタイルをキープする必要があるからだ」と強調した。
まさに至れり尽くせりでバルサに移籍したネイマール。今季こそプレーでネイマールがクラブにお返しする番だ。