先日、ネイマールの移籍をめぐる違法行為疑惑に対する裁判での審理がスペインで行われ、契約に立ち会ったネイマールパパが出頭した。その際、ネイマールパパがレアル・マドリードとバルサの引き抜き合いについて驚きの事実を暴露した。
ネイマールパパは裁判の席で2時間に渡って裁判長の質問に答えた。その際、バルサが今後サントスの選手たちを優先して移籍させられるようにネイマールパパにブラジルのスカウト役を任せることで200万ユーロを支払っていたことを明かしたうえで、ネイマールの肖像権を管理する企業N&Nには4000万ユーロが渡ったと言及した。そのほかにもネイマールパパはネイマールのバルサの年俸の5%を受け取る権利を保有しているとしたうえで、バルサとの契約締結前にも前金(推定1000万ユーロ)を受け取っていたことも明らかにした。
さらにネイマールパパはレアル・マドリードから1億5000万ユーロの驚愕オファーを受けていたことも暴露。実現していれば昨季レアル・マドリードにサッカー史上最高額の移籍金(推定1億ユーロ)で契約を結んだガレス・ベイルをはるかに上回る額だったことが判明した。
今回、スペインの司法で問題となっているのはバルサが公表した契約金の額5710万ユーロが実際よりも大幅に下回っていたことで、どこかで「裏金」が支払われていたのではないかといった疑惑が浮上していた。バルサのホセ・マリーア・バルトメウ現会長はこれを認め、後に金額を8620万ユーロに修正している。