10月11日にアルゼンチン、14日に日本と対戦するブラジル代表のドゥンガ監督が先日、FOXスポーツのインタビューに応じた。
ドゥンガは2010年南アフリカワールドカップの際にすでに国内で絶大な人気を誇っていたネイマールを召集せず批判を浴びた経緯があるが、そのことについてインタビューで聞かれると、「今日のネイマールだったら4年前にも呼びたかった。ただ、もう4年遅いけどね」と、当時はまだネイマールが成長段階にいたことを強調した。
ブラジル代表におけるネイマールの立ち位置については、「ネイマールは技術的なリーダーであって、ブラジル、世界のサッカーのお手本。それ以外にもほかの選手たちにとってカリスマ的存在だ。彼は競争するのが好きだし、勝つのも好きだ。ただ、我々は彼の周囲に眼を向けて彼を助けられるようなほかのリーダーたちを育てないといけない。ネイマールはまだ回りからプレッシャーを与えられないとだめな選手で、彼自身それが好きなんだ。ロマーリオみたいな選手でもし何も言わないと、ピッチの隅っこにいて、なにもプレーしなくなるから、励まさないといけない。」と、ロマーリオを引き合いにした。
また、ネイマールと共にサントスで一時代を築いたガンソの代表入りがファンたちの間で強く望まれていることについては、「(代表に呼ばれるには)コンスタントにいいパフォーマンスをしないといけない。今のところエヴェルトン・リベイロ、リカルド・ゴラルチがブラジル選手権で過去2年に渡っていいプレーをしている。もちろんその人の好みや比較の仕方で変わってくるだろうが、二人は結果を出している。そうじゃない選手はまだチャンスを待つしかない」と、まだチームの構想に入っていないとした。
一方、サンパウロに復帰したカカについては、「今の彼はチームを組み立て、マークをするためにディフェンスをしたりするようになっている。昔の彼は前線にしかいなかった。もし今のパフォーマンスが継続すれば、経験、プレースタイルからしても代表の助けになるだろう」と、代表復帰の可能性を示唆した。