米マイアミでコロンビア戦に向けて合宿中のブラジル代表。そのキャプテンにネイマールが就任することに決まった。ドゥンガ監督が4日メディアに向けて発表した。
ドゥンガ監督は報道陣を前に「すでに主将は決定した。ネイマールだ。彼は見本となる選手であり、高いクオリティーの持ち主だ。若い年齢に関わらず経験豊富で、立派な姿勢を持っている。キャプテンは選手たちの見本となるべき存在だ」とネイマールを指名したことを明らかにした。
ネイマールはすでに主将になることを承諾済みのようで、ドゥンガ監督は、「彼はいい反応を見せていた。挑戦が好きな選手で、勝つことを常に目標としている。私とジルマール・コーディネーターで彼と話をしたときは、まず最初に利点を話して、その後に責任の重大さについて触れた。それでもネイマールはほほ笑んでいたよ」とそのときの状況を説明した。
その一方でドゥンガ監督は、「ブラジル代表にリーダは一人だけではない。これまでブラジルがワールドカップで優勝してきたときはいつもたくさんリーダシップ、個性ある選手たちの存在があった。ネイマールがキャプテンに選ばれたが、もっとチームの中から個性豊かな選手たちをわれわれは必要としている」と述べた。
前回ドゥンガ監督がブラジル代表を率いた2006年から2010年の間にはDFのルシオを主将に任命していた。そのときにはロナウジーニョ、カカ、ロビーニョなどのスター選手よりも、経験豊富で人間的にも頼もしいDFを選んでいたのだ。あれから4年が過ぎた今、ドゥンガ監督の中に何かしらの変化があったのか、あるいは今のネイマールはドゥンガ監督が考える主将の条件の全てを満たしていたのかもしれない。
ブラジル対コロンビア戦は6日にキックオフ。