ファンサービスを欠かせないことで知られるネイマール。日本訪問の際にもバラエティ番組「バイキング」に出演したときには会場を出る前に視聴者にサインをして帰るなど、普通では考えられない優しさを見せた。ところがそのネイマールの優しさが先日のFCバルセロナ対ビジャレアル戦であだになってしまった。
ネイマールはビジャレアル戦で後半16分にピッチに入った。その前にウォーミングアップをしていたのだが、そのとき相手サポーターがサインペンとシューズを差し出してきたところをいつものように快く応じた。アウェイの会場、それも敵チームのサポーターからサインを求められても決して断らないネイマールは立派である。しかしこの行為は実はバルサの規定に違反する行為だったのだ。
報道によれば、敵のサポーターにサインしたことよりも、ウォーミングアップを監督の指示もなく中断したことに問題があったようで、ルイス・エンリケ監督はこの件をめぐってネイマールに最大6000ユーロ(約82万円)の罰金を科す可能性があるという。サインしただけで82万円。なんとも理不尽な罰金のようにも思えるがバルサは規律で厳しいことで有名。果たして今回のネイマールの心温まる行動に対してルイス・エンリケ監督はどういった処分を下すのだろうか。