ブラジル代表のドゥンガ監督は19日、来月行われるコロンビア、エクアドル(9月6、10日)との親善試合に向け、22人の選手をリストアップした。
ブラジルワールドカップ後の監督就任後、初めてドゥンガに召集された選手の中にはネイマールを始め、フッキ、オスカル、ダヴィド・ルイス、ウィリアン、フェルナンジーニョ、ラミレス、ジェフェルソン、ルイス・グスタヴォ、マイコンらブラジルワールドカップのメンバーが10人。そのほかの12人は新しい顔ぶれとなった。なお、W杯でキャプテンを務めたDFのチアゴ・シウバは怪我で出場が見送られ、SBのダニエウ・アウヴェスとマルセロは落選した。
注目すべきはエリアス(コリンチャンス)、ジル(コリンチャンス)、ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)、リカルド・ゴラルチ(クルゼイロ)、ジェフェルソン(ボタフォゴ)、エヴェルトン・リベイロ(クルゼイロ)など多くの選手が国内組となっており、これまで海外組で構成されることが普通だったセレソンに新しい風が吹きそうな予感だ。
ドゥンガ監督は記者会見の席で、ネイマールについて「彼はブラジルサッカー、世界のサッカーの見本であり、特別なクオリティーを持っているし、我々はそれを活用しないといけない。代表でも彼はこれから出てくるほかの若手に対するお手本になる。もちろん試合のときには彼にはブラジルサッカー特有の子供のような狡さで、ドリブルしてもらいたい、もちろん大きな責任を持ちながらね」と期待を寄せた。
また、ドゥンガ監督は、「ネイマールはゴールの味をしめたと思う。今ではゴールに貪欲で、全試合、全プレーでゴールを狙っている。フィジカルも強くなっているし、テクニックも、精神面でも向上している。国際試合が彼を成長させたし、彼がTVでインタビューに応えていたのを見たが、次のW杯までにまだまだ成長しないといけないと言っていた。それこそが彼の成熟さを証明している」と、精神面での成長も口にした。
コロンビア、エクアドル戦のメンバーは以下の通り
GK
ジェフェルソン(ボタフォゴ)
ラファエウ・カブラル(ナポリ)
DF
ダヴィド・ルイス(PSG)
マルキーニョス(PSG)
ジル(コリンチャンス)
ミランダ(アトレチコ・マドリード)
SB
マイコン(ローマ)
フェリペ・ルイス(チェルシー)
アレックス・サンドロ(ポルト)
ダニーロ(ポルト)
MF
ルイス・グスタヴォ(ヴォルフスブルク)
エリアス(コリンチャンス)
フェルナンジーニョ(マンチェスターシティ)
ラミレス(チェルシー)
エヴェルトン・リベイロ(クルゼイロ)
オスカル(チェルシー)
フェリペ・コウチーニョ(リバプール)
FW
リカルド・ゴラルチ(クルゼイロ)
ウィリアン(チェルシー)
ネイマール(バルセロナ)
ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)
フッキ(ゼニト・サンクトペテルブルク)