FCバルセロナが欧州の移籍市場が開かれる今季夏にもネイマールを獲得する意思を示している一方で、再三早期移籍には否定的だったネイマール自身もついに欧州行きの可能性を示唆した。ブラジルのガゼータ・エスポルチが報じた。
バルサのフロント以外でネイマールを執拗に誘っているのが同チームのDFアドリアーノ・コレイアだ。アドリアーノはネイマールとプライベートでも仲がよく、移籍が決まればチーム内で心強い味方となりそうだ。ネイマールは彼について、「一緒にプレーしようっていつも誘ってくるんだ。アドリアーノはスペインのリーガのこと、向こうでの経験などを話してくれるんだ。いい友達だよ」と話している。他にもバルサのダニエウ・アウヴェス、バレンシアのジエゴ・アウベス、ラージョ・バジェカーノのレオ・バティスタンとも連絡を取り合っているという。多くのブラジル人の友人がスペインで活躍しているのを目の当たりにし、ネイマールの気持ちが焦らないはずがない。
これまで2014年ワールドカップまではサントスを出ないと断言してきたネイマールだが、その言葉にも少しずつ変化が表れている。「もし今すぐ移籍しなければならないんなら移籍する。もしあと5年かかるなら5年後でいい。あとはタイミングと決断だ。ちゃんと決まったらそのとき話すよ」。
有力視されているバルサについては、「ここ数年のバルセロナのサッカーは世界を驚愕させている。世界最高のチームの一つだ。」としたものの、「だけど特にひいきしているチームはない」と移籍先はまだ確定していないと強調した。