ブラジルサッカー連盟(CBF)は14日、ワールドカップの準決勝で敗退したブラジル代表のフェリペ・スコラーリ監督を解任したことが明らかになった。ブラジルのメディアが伝えた。
ブラジルは準決勝でドイツに7対1の歴史的大敗を喫した後、3位決定戦でもオランダを相手に3対0と完敗。これに対して国民から批判が集中していた。フェリペ・スコラーリ監督は前回、前々回のワールドカップよりも好成績を残したとして、辞任の意向は口にしていなかったが、サッカー王国は2連敗を受け入れなかった。
フェリペ・スコラーリ監督は昨年コンフェデレーションズカップの直前にマーノ・メネゼス監督に代わってブラジル代表監督に就任。同大会では決勝でスペインを3対0で下し、優勝を果たした。ブラジルワールドカップを終えた時点で戦績は29試合して19勝4敗6分けだった。ワールドカップでは7試合中3勝2敗2分け(PK戦を含む)に終わっている。
フェリペ・スコラーリ監督のほか、アルベルト・パレイラなどのスタッフたちも解任され、今後大幅な改革が行われる模様。なお、新監督についてはまだ未定だが、元コリンチャンスのチチことアデノール・レオナルド・バッシ監督らの名前が候補に挙がっている。