母国開催のワールドカップを4位で終えたブラジル代表。優勝を目指していただけに選手もサポーターも失望を隠せなかった。特にネイマールが抜けてからのラスト2試合では合計で10失点を許すなど、理想のパフォーマンスからはかけ離れていた。しかしそれもスポーツ。調子がいいときもあれば悪い時もある。勝つときもあれば負ける時もある。そんな気持ちを込めてかネイマールがファンに向けてブラジルワールドカップを締めくくる感謝のメッセージを送った。
ネイマールはオランダ戦が始まる直前に次のようなメッセージをインスタグラムで配信した。
「今日、みんなが追いかけてきたことが終わる、ワールドカップでプレーするということ。残念ながら僕らの最大の夢には到達できなかった。ただ、これだけは言いたい。僕はブラジル人であることに誇りを思っているということ、そしてなによりブラジル代表に誇りを感じる。TVで見ていた、あるいはビデオゲームでプレーしていた、選手たちと一緒に時間を過ごせたことは光栄で、楽しいことだった。できれば最後はピッチでプレーして終わりたかった。いずれにしにてもみんなで一緒に始めたことは、一緒に終えるんだ。チームメイトだけじゃなく、僕はみんなの親友だよ。僕たちに神のご加護がありますように。今日だけでなく、これからもずっと。夢は続くから。みんなありがとう。夢は続くんだよ」
また、試合後には次のような言葉を送った。
「全ての勝者には傷がある。それでもポジティブな姿勢を持ち、明確な目標を掲げている人を止めるものなんて世の中にはほとんど存在しない。」
ネイマールはまだ22歳。2018年ロシアワールドカップの頃には26歳になっている。当然、そのときもブラジルの中心選手であり続けるだろう。2022年カタールワールドカップにも30歳で出場できるかもしれない。ネイマールのキャリアはまだ始まったばかり。本人が言うように彼の夢はこれからも続いていく。