コロンビア戦で腰椎を骨折したネイマールが10日、リオデジャネイロにあるブラジル代表合宿地グランジャ・コマリに舞い戻った。
「ネイマールがインタビューでまた涙 スニガ電話で謝罪していた」
ネイマールはこの日、自らフェリペ・スコラーリ監督に電話をかけ、チームと合流する意思を伝えた。それを聞いた監督もネイマールの容態に問題がなければと承諾。チーム離脱から6日ぶりに晴れて”復帰”を果たした。
ドイツ戦で歴史的大敗を喫したブラジル代表メンバーにとってはカリスマの到着はなによりも心強いものだったに違いない。ネイマールは合宿所に着くと、メンバー、スタッフ一人一人に挨拶して回り、言葉をかけていった。本来慰められるべきは怪我をしたネイマールのはずだったが、まるでネイマールが選手たちを癒しているかのような光景だった。ブラジルの10番の姿を見かけると、選手たちの顔には見る見るうちに笑顔が戻っていったのだ。
ネイマールは歩みこそゆっくりだったものの、つらそうに体を引きづる様子はなく、順調な回復具合を伺わせた。この後、メンバーたちと共に3位決定戦の開催地であるブラジリアに向けて出発する。なお、現在のところ試合当日はベンチ入りするか、スタジアムでの観戦となるかは明らかになっていない。