スニガのネイマールへの膝蹴りの衝撃を科学的に検証した

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ブラジルの人気TV番組「Fantástico」がコロンビア代表DFフアン・スニガの膝蹴りの衝撃の強さを映像を基に科学的に検証した。その結果、ネイマールが背中に受けた膝蹴りの威力の恐ろしさが明確になった。

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まず知っておくべきことはネイマールは身長175cm、体重65kg。それに対し、フアン・スニガは171cm、72kgとネイマールよりも7kgも重い、ということだ。自分よりも7kgも重い物体がハイスピードで背中に衝突するところを想像してもらいたい。それも全く警戒していないときにである。

ネイマールとスニガの衝突が起きたのは、コーナーキックのこぼれ球の場面である。ネイマールはボールが落ちる地点まで5,8m、スニガは6,5m走った。これを時速に計算するとネイマールは時速17,2km、それに対しスニガのスピードは時速25,8kmにも達していた。

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衝突後、スニガにはまだスピードが残っていたため、時速18kmで前のめりになってそのまま走り続けている。それに対し、ネイマールは時速8kmで地面に倒された。物理学者である、ジェラルド・セルニシアーロ氏によると、スニガの膝蹴りの衝撃は高さ2,5メートル、建物の2階から1階にいる人の背中に向かって落ちた衝撃に相当するという。これでは骨が折れないほうがおかしいのだ。

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同じような状況でやはり腰椎を骨折したことのある、フラメンゴのサッカー選手エルナネ(ブラジルの代表のエルナネスとは別)は、「プレーに復帰しようと思ったけど、ろくに歩けずに2分ももたなかった。痛みが我慢できないほどひどいんだ。」と怪我を負った当時を振り返っている。なんでもその痛みとはナイフで神経を刺されるような感覚だそうだ。エルナネの場合、3本もの腰椎を骨折しており、ネイマールの場合よりも深刻だった。

治療法は腰の保護ベルトを痛みが引くまで使用して休養するのみ。エルナネが完治するまでには7週間を費やした。初めて練習に戻ったときには痛みに対する恐怖が取れなかったという。

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しかしその一方で、エルナネは「1週間も練習すれば普通に戻る」と後遺症もなく復帰にも問題はないと強調した。3本も腰椎を追った経験者が語るだけにネイマールの将来にも心配はなさそうだ。

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