ブラジルのガゼッタプレスがコロンビア戦後、病院で検査を受けたネイマールの怪我が椎骨骨折であることを明らかにした。これでネイマールの初めてのワールドカップにピリオドが打たれた。
「ブラジル勝利もネイマールが怪我で負傷退場 このまま戦線離脱も」
ネイマールは試合後、フォルタレーザ市の病院でX線やCTスキャンなどの精密検査を行った。その結果、腰椎の3番目の椎骨が骨折していることが判明した。
ブラジルのチームドクターの一人であるロドリゴ・ラスマル氏は、「CTスキャンの結果、腰椎の3番目の椎骨に骨折が見られた。それほど重症な骨折ではないが、動きは限定される。痛みも伴うし、これからは固定するために腰にベルトを付けることになる。もちろんプレーする状態ではない。特に試合までの期間が短すぎる。とてもそんなコンディションではない。数週間はベルトをして痛みを抑えるような日々になるだろう。ただ、完治もするし、明るい未来はある」と述べた。
ネイマールは痛みをこらえきれず、泣き叫んでピッチを離れた。それは自分でももうワールドカップに出られないということを分かっていたからなのかもしれない。子供のころからずっと夢見てきた舞台。やっと立てたピッチでブラジルの10番は国民に大きな感動と夢を与えた。しかしまだワールドカップは終わっていない。ネイマールはずっと口にしていた。ブラジルが優勝さえしてくれればいいと。ネイマールのいないブラジルが今度は22歳の英雄にお返しをする番である。