得点王ランキングでわずか1点差のブラジルのネイマールとコロンビアのハメス・ロドリゲス。年齢は同じ22歳。ワールドカップ初出場。二人ともサッカー選手の父親を持つという共通点まである。さらにブラジルワールドカップのこれまでの二人のデータを並べてみると、実に類似点が多いことが分かった。
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ネイマールの生年月日は1992年2月5日。それに対し、ハメス・ロドリゲスは1991年7月12日生まれとネイマールより7か月ほど年上になる。とはいえ同年代であり、お互いユース時代から代表のユニフォームを着て活躍していたのにも関わらず、二人は不思議とユースのときに一度も対戦していない。しかしA代表では過去に一度戦っている。ブラジル対コロンビアの親善試合が行われたのは2012年11月、決戦の場所はアメリカのニュージャージーだった。そのときからすでにネイマールもハメス・ロドリゲスもお互いに光っていた。ブラジルにはカカー、ラミレス、オスカルなどそうそうたるメンバーがいたのに対し、コロンビアにはファルカオ・ガルシア、クアドラードなどの中心選手の名前があった。そんな中で誰よりもゲームの中心にいたのが当時若干20歳だったネイマールと21歳になったばかりのハメス・ロドリゲスだったのである。結果は1対1の引き分け。ネイマールは1ゴールを、ハメス・ロドリゲスは1アシストの活躍を収めた。
そして二人は約2年ぶりに大舞台で再び対峙する。ブラジル大手メディア、グローボ・エスポルチによるブラジルワールドカップのここまでのデータを見てみると、二人はほぼ並んでいるのが分かる。シュート数はともに15、ゴールはわずか1点差。アシストこそハメス・ロドリゲスが上回るが、ネイマールはその分、ボールカットや運動量などでチームに貢献している。二人のデータはこちら。
ネイマール
出場時間 | 369分 |
走行距離 | 40,8km |
シュート | 15 |
ゴール | 4 |
アシスト | 0 |
ボールカット | 19 |
成功したパス | 113 |
ハメス・ロドリゲス
出場時間 | 309分 |
走行距離 | 36km |
シュート | 15 |
ゴール | 5 |
アシスト | 2 |
ボールカット | 15 |
成功したパス | 130 |
ちなみにブラジルはコロンビアに1991年7月13日に行われたコパ・アメリカの試合で2対0で敗れて以来、23年間負けなしである。その日以降の対戦成績は7勝5分け。過去全試合の戦績は15勝8分け2敗でブラジルが大きく勝ち越している。しかしワールドカップでは負けなしだったチリにもあれほど苦戦したブラジルだけに、今回の対戦ではなにが起こっても不思議ではない。