ネイマール、チリとの死闘に「こんなに走ったことない」

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チリとの激戦をなんとかPKでものにしたブラジル。2000年以来実に14年間も負けたことがない相手に思わぬ苦戦を強いられ、最後は運を味方にして勝利をもぎ取った。

前後半90分、そして延長前後半30分を走りぬいたネイマールは今回もまた相手DFに削られ続けた。前半途中では足を引きずる場面もあり、怪我も心配されている。まさに死闘を終えたブラジルの10番がインタビューに応じた。



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ブラジル対チリ戦のハイライト動画

ネイマールは試合中何度かチリゴールに攻め込むも相手DFの巧なマークに遮られ、なかなかシュートを打たせてもらえなかった。前半36分に放ったヘディングも惜しくもゴールはならず、期待されていた2試合連続得点は叶わなかった。その一方で相手DFが必要以上に警戒し、何度も激しいチェックの餌食となった。

ネイマールは試合後、「いろんなことが起こった。チャージも受けて、痛かったし、脚も吊った。感動もあったけど、今まで一番つらい試合だった」と激戦を振り返った。

また、PKについては、「ボールの位置にまで着いたときには冷静に蹴れたけど、そこにたどりつくまでに5キロぐらい走ったと思う」とPK戦にたどり着くまでが大変だったとし、「苦しかった。こんなに走ったことはないよ」との感想を述べた。

怪我で次戦のコロンビア戦の欠場が心配されるが、「次の試合は大丈夫だと思う。」と連続出場には自信を見せている。その一方で、「でも2回ぐらい強烈なチャージを受けた。試合中ずっと痛かった。それがいくつかの動きをするのに妨げになった。でもそれも報われたよ。苦しかったけど、ほっとした。ここまで来るのに長い間準備したから、簡単には終わらせたくなかったんだ」と痛みを我慢してのプレーだったことを明かした。

フェリペ・スコラーリ監督は、ネイマールについて、「彼は太ももを強く蹴られたりしてもプレーを続けた。あんなに強く蹴っておいて選手が警告を受けないなんておかしい。」と審判のジャッジに異論を唱えたうえで、「でも最後までプレーし続けたのは彼がサッカーが好きだからなんだ。彼は35歳の選手ぐらいの経験を持っている。メンタル的にも強いし、ネイマールはもしかしたら17、18歳のころからすでに準備ができていたのかもしれない。彼がサッカーをやるのは好きだからで、自分の職業に愛があるからこそ、ワールドカップでPKを蹴っていようと、道でサッカーをしていようと彼からしてみれば同じことなんだ。全てを自然にこなしている」と、精神力の強さを評価した。

また、フェリペ・スコラーリ監督は、「彼は努力をもっと評価されるべきなんだ。今日は(蹴られてから)75分間も太ももの痛みを我慢して走りぬいた。おかげでネイマールの脚はこんなに腫れてるよ。今後何日間は脚が腫れるだろう。もしかしたらもっとひどいかもしれない。とにかく次の試合まではあと数日ある」と 場合によっては欠場の可能性も否定しなかった。