「ブラジルの状態は80%」=フェリペ・スコラーリ監督

まもなくキックオフとなるチリとの決戦を前に、フェリペ・スコラーリ監督がメディアのインタビューに応じ、ブラジル代表の完成度について「80%」と答えた。

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フェリペ・スコラーリ監督は「現段階で、チームはコンフェデレーションズカップのときの80%の状態。パフォーマンスは向上していて、決勝トーナメント初戦を前にほとんどコンフェデレーションズカップのときと同じコンディションにあるといえる」と昨年の大会を引き合いにした。

また、フェリペ・スコラーリ監督は「我々にはトーナメントを戦った経験がある。誰が来ようと大事なのは一つずつステップを踏んでいくこと。今はチリのことしか考えていない」としたうえで、「自分のキャリアの中で何度もトーナメントに出場してきたので、どういうものかは分かっている。試合によっては選手たちのプレッシャーを取り除くことができる。もちろん選手にもよるし、チームの状態による。今はチームにチリの強さと、ブラジルの良さをビデオで見せて選手たちに説明しているところ。ナーバスになったり、怖くなったりするのは負けられない決勝トーナメントでは普通のこと。選手たちには私からそういった気持ちを伝染させることはしたくない。ただ、一人のときは不安にもなる。ワールドカップにおいて健康な人間なら誰でも落ち着くことなんてできない」と精神面についても触れた。

本番直前の練習で、ダヴィド・ルイスが背中の痛みを訴え不参加となったほか、ダニエウ・アウヴェス、パウリーニョのパフォーマンスを問題視する声もあり、チリ戦ではスタメンに大幅なチェンジがある可能性もある。それについては、「もちろんすでに決まっている。11人がプレーするのは確実だ。誰かが右サイドでプレーすることになるけど、それはラミレスになるかもしれない。でもそれを事前にいうようなことはしない。別に隠しているわけではなく、練習中に誰かが踵をひねったりということがあるからだ。」と名言は避けた。

チリに対しては、「これまでの統計は君たち記者に役立つだけ。今のチリは2014年のチームで62年でも70年でも80年のチームでもない。過去のデーターは我々にとって意味のないこと。もし意味があるとしたら、最近の2対2の引き分けと、2対1の勝利の試合だけだ。いつもチリとは接戦だった」と、ワールドカップでチリに無敗という記録は関係がないとした。

最後にチームの期待の星であるネイマールについて、フェリペ・スコラーリ監督は「彼の年齢にしてはとても落ち着いている。強くて興味深い個性を持ち、チームの一員としても貢献する意志が強い。戦術においてもチームのバランスにおいても深くかかわっていて、なにより善意のある少年だ。みんなが話すようにとてもいい子だ。一緒に仕事をするのにやりやすく、指導するには最高の選手だ」と褒め称えた。

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