サントスは10日、ホームでサンパウロ州選手権の対パウリスタ戦を迎え、3対1で敗れた。この日はあいにくの大雨でグランドはびしょびしょの最悪のコンディションに。さらにブラジル中がカーニバル休暇中ということもあってか、選手たちも”休暇モード”の中、動きが悪かった。
サントスは相手にPKを与え、先制点を許すと、その後も立て続けに失点。なんとかネイマールが意地で1点を取り返したが、格下相手に手痛い敗北を喫した。
ネイマールは試合後、「負けるのはただでさえ嫌なのに、カーニバル中となるとなおさらだ」と悔しさを見せたうえで、「それにカーニバルの週の日曜日に試合があるなんて。みんなが休んでいるときだし、働きたくなんかない。せめて土曜日にやればいいのに」と試合の日程にまで文句をつけた。
実はこの試合、本当だったら土曜日に行われるはずだったのをサントスの意向で日曜日に変更。サントスのフロント陣はカーニバル休暇中に旅行に行かない多くの人たちが応援にかけつけると踏んで同処置を行ったのだ。その狙い通り、大雨の中、スタジアムには1万8000人のサポーターが詰め掛けた。
サントスが今季サンパウロ州選手権で破れるのはこれが初めて。これも全ては「カーニバル」が選手の気を散らしたからなのだろうか。