W杯の年にバロンドール(世界最優秀選手)を受賞した選手は優勝できない、あるいは活躍できないといったジンクスがある。
フィーゴが2002年、ロナウジーニョが2006年、メッシが2010年にそうであったように、クリスティアーノ・ロナウドもまた同じ道をたどってしまった。
しかしそもそもクリスティアーノ・ロナウドの場合は初戦のドイツ戦で4対0の大敗を喫したとき、すでに決勝トーナメント進出を諦めていたのかもしれない。なぜならアメリカ戦、ガーナ戦と一つ彼におかしな点があったからだ。なんと猛暑の中長袖でプレーしていたのだ。
アメリカ戦の会場はアマゾナス州マナウス市という高温高湿の地で試合当日は30度を超える暑さだった。
ガーナ戦が行われたブラジリアはマナウスほどではないが、試合開始が午後1時だったため、28度近くあった。もちろんそんな中、長袖のシャツを着てプレーしたのはフィールドプレーヤーでは両チーム合わせてもクリスティアーノ・ロナウドだけである。
スペイン語版のyahooによると、クリスティアーノ・ロナウドが長袖でプレーしたのは、試合中に自身が出演する映画の撮影が行われていたからだという。それも冬のシーンの。
そのため制作側が要求したことでクリスティアーノ・ロナウドは長袖のシャツでプレーせざるを得なくなったという。しかしアメリカ戦では最大40度近くまで温度が上がったため、後半からはさすがに半袖を着てプレーすることが許されたのだ。
マーケティングや契約のためとはいえ、ワールドカップの試合結果を左右するようなことが舞台裏で起こっている。実はクリスティアーノ・ロナウドが映画のためにこのような「やらせ」をやったのは今回が初めてではない。
スペイン語版のyahooによると、チャンピオンズリーグ決勝で4ゴール目を挙げたクリスティアーノ・ロナウドがシャツを脱いで大喜びしたのも映画のワンシーンを撮るためにあらかじめ決められていたことだったという。全ては映画「ロナウド・ザ・ムービー」を撮るために。果たして真相はいかに。