グループリーグ3試合で4ゴールを挙げる大活躍中のアルゼンチン代表のメッシ。チームも3連勝を飾っただけでなく、自身も得点王争いでネイマールに並びトップに。優勝だけでなく、得手王も十分に狙える射程圏内に入ってきたアルゼンチンの10番がナイジェリア戦後にコメントを残している。
メッシがナイジェリア戦で2ゴールを挙げたことにより、メディアによるネイマールとの比較合戦がさらに白熱し出している。しかしメッシ本人はネイマールと比べられることについてはあまり意に介していないようで、得点王争いにも興味なしといったところだ。メッシはナイジェリア戦後、「いい気分だし、勝つことができてうれしい。グループリーグを首位で突破するという最初の目標は果たせた。」とコメント、ネイマールとの得点王争いについては、「それはそれほど重要じゃない。大事なのはアルゼンチンが今日これまでのパフォーマンスよりレベルの高いプレーを見せられたということだ。それこそみんなが求めていたもので、これからも成長していけたらいい」と語った。後半途中交代となったメッシだが、「サベーラ監督が交代すべきと思って決めたことで、問題ない」と、不満はないとした。
4ゴール中、ペナルティーエリア内で決めたゴールはわずか1つ。そのほかは全てフリーキックを含む遠目からのシュートだ。芸術的なフリーキックについては、「GKは自分のサイドのところにシュートが来ると思ってポジションを取っていたからラッキーだったよ。彼が反応したときにはもう遅かったんだ」としたうえで、「もっともっと成長して、自分のベストを尽くせたらいい」とさらなる活躍に意気込みを見せた。
「アルゼンチン対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦のハイライト動画」
交代の際にはアルゼンチンサポーターが総立ちで拍手を贈った。ブラジル開催にも関わらず、アルゼンチンからは大勢のサポーターが集結。そのあまりの人数にブラジルのメディアは「アルゼンチン戦が開催されているブラジルの各都市がアルゼンチンの首都化している」と報じるほどだ。ナイジェリア戦でのスタンディングオベーションについてメッシは、「ほかの試合もそうだったけど、あんな形で祝福されると嬉しい。ホームにいるみたいだ」と安心してプレーできる状況に満足気だった。
アルゼンチンは2日(日本時間)決勝リーグでベスト8を賭け、スイスと対戦する。