ネイマールとメッシはどっちが上手いのか。そんな比較が長年メディアで繰り返し、話題に上がってきた。ブラジルワールドカップが開幕して以来、二人はブラジル、アルゼンチンを牽引しているだけに今後もなお「ネイマールのほうが上手い」、「メッシのほうが上手い」といった議論は加熱していきそうな予感だ。それについてメッシ本人がコメントした。
FCバルセロナのチームメイトであり、最大のライバルとして度々比べられるネイマールとメッシ。ネイマールはワールドカップ開幕後クロアチア戦、カメルーン戦でそれぞれ2ゴールを挙げ合計4ゴール、対するメッシは3試合連続ゴールと絶好調。ナイジェリア戦では2ゴールを挙げ、合計でネイマールに並んだ。
ネイマールのゴールシーン
メッシのゴールシーン
「アルゼンチン対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦のハイライト動画」
ネイマールのワールドカップになるのか。それともメッシかの議論が白熱する中、メッシ本人は二人の間にライバル心があることを否定している。ネイマールもまたメッシに対してはこれまでメディアのインタビューで幾度も最大限の敬意を示している。また、ネイマールはメッシの誕生日である今月24日にインスタグラム上でチームメイトを祝福、「クラッキ、誕生日おめでとう。僕のアイドル!」とのメッセージを贈った。
メッシはネイマールについて、「ネイマールと競っているわけではない。彼はチームの仲間だし、すばらしい人間だ。僕らがブラジルにいるので挑発されるのは当たり前のこと。それはブラジルとアルゼンチンのライバル心なだけで、それ以上のものはない」と、友好な関係を強調した。
これまでメッシはワールドカップでは活躍できないとして批判にさらされてきた。過去の大会では2006年ドイツW杯で1ゴールを挙げたのみ。それが今大会ではすでに2試合連続ゴールを記録し、好調をアピールしている。ボスニア・ヘルツェゴナ戦のゴールについてメッシは、「ただただ、あのゴールを祝いたかった。初戦という大事な試合ではなにより勝利が必要だった。あのゴールのおかけで安心できたのであんなふうに喜んだんだ」と、大喜びした訳を語った。
また、優勝候補についてメッシは、ブラジルやアルゼンチンではなく、「ドイツとオランダ」を挙げたうえで、「まだ実力を発揮していないチームもあるので、今判断するのはフェアじゃないけど、今のところはドイツとオランダがベストチームだ」と話した。