ブラジル代表は24日(日本時間)、カメルーン代表に4対1で勝利し、A組1位突破を決めた。ただ予選を突破するだけでなく、1位通過をすることはセレソンにとってはもはや絶対条件。それが果たせたことで肩の荷が下りたのか、選手たちは試合後、リラックスしたムードで飛行機に乗り込んだ。
機内ではダニエウ・アウヴェス、ウィリアン、ダンテらを中心に勝利を祝うバゴッジ(ブラジルのサンバ系音楽)の演奏が鳴り響いた。ブラジル代表チームはわざわざ試合会場にまでパンデイロ、ギター、ドラムなどの楽器を持参。まるで戦いを終えた戦士の儀式のように歌って、踊ることはもはやブラジル代表の習慣となっている。もちろん選手たちの中には走り疲れ果ててぐったりしている人も。しかしそんなことはお構いなしに、彼らが刻むサンバのリズムは長い間、機内から消えることはなかった。