FIFA世界最優秀選手であり、世の中の女性たちを虜にするルックスの持ち主であるポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド。そんな彼がグループリーグ、ポルトガル対アメリカ戦で突如として新しい髪形を披露した。そのヘアスタイルとはサイドを刈り上げ、片方にジグザグの剃りこみを入れるというユニークなもの。かなりのナルシストとして知られるポルトガル代表の色男がこの髪型にしたのには実はある理由があった。
試合前には必ずといってほど鏡の前でヘアスタイルを完璧に整えてからピッチに立つクリスティアーノ・ロナルド。そんな男がある人のために大事な髪の毛に剃りこみを入れた。ある人とは生後10ヶ月のスペイン人の赤ちゃんエリック・オルティス・クルス君だ。
エリック君は先日、脳の手術を受けたばかり。なんとその手術費用の6万ユーロ(約830万円)もクリスティアーノ・ロナウドが支払ったという。そしてクリスティアーノ・ロナウドの新しい髪形のジグザグの剃り込みは、エリック君の頭の手術跡を真似たものだったのだ。クリスティアーノ・ロナウドが人の手術費を負担したのはこれが初めてではない。過去には脊髄腫瘍を患ったスペイン人の子供の手術費用を全額払ったこともある。
クリスティアーノ・ロナウドは、その強気で自信満々の発言や行動を批判されることも少なくない。彼を傲慢で、気取った男だと表現するメディアもある。今回の髪型でもナルシストだ、自惚れ屋だといった批判が上がった。しかし実際にはカメラの向こうにいるエリック君に対する彼なりのメッセージだったのである。