コスタリカ代表についてあなたが知らない7つのこと

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ブラジルワールドカップ予選リーグの死のグループD組でウルグアイとイタリアを撃破したコスタリカ代表。大会前には過去のワールドカップ王者たちとの対戦に、1ポイントすら挙げられないのではなどと予想されていたが、いざふたを開けるとその実力は本物だった。もはやただのダークホースではないコスタリカについて、あまり知られていない7つのことをまとめてみた。

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コスタリカ対イタリア戦のハイライト動画

コスタリカ対ウルグアイ戦のハイライト動画

1、歴史的快挙だが、ワールドカップ決勝リーグ進出は初めてではない。

FIFAが6月上旬に発表したランキングでコスタリカは28位。過去には2004年01月14日に17位にまで上り詰めた経験がある。ワールドカップでは1990年イタリア大会に初出場。そのときにいきなりブラジル、スコットランド、スウェーデンと強豪揃いのC組に入ったものの、ブラジルに敗れただけで、欧州の2チームを撃破し、決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント初戦では惜しくもチョコスロバキアに4対1で敗退。しかし初出場にした堂々のベスト16に入った。

ワールドカップの出場回数は合計で4回と日本(5回の)よりも少ない。また、6月3日に行われた親善試合では日本がコスタリカを3対1で下しており、どこか格下のような雰囲気すら漂っていた。

2、ジョエル・キャンベル

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ウルグアイ戦で1ゴールを挙げたコスタリカのエース、ジョエル・キャンベルは若干21歳の期待の新人だ。18歳のときに出場した2011年のコパアメリカで活躍したのが認められ、アーセナルに入団。その後、FCロリアン、レアル・ベティス 、オリンピアコスFC とレンタル移籍でチームを渡り歩き、オリンピアコスFCでは2013―2014年シーズンにはチャンピオンズリーグに出場し、マンチェスターユナイテッドを2対0で破る金星も挙げている。その試合で1ゴールマークしたのもジョエル・キャンベルだ。なによりそのハートが強い。ウルグアイ戦を終えたときにも、「別に僕らからしたらサプライズでもなんでもない。勝つために来たんだし、いい結果を望んだ結果だ。」と自信満々だ。その気持ちがプレーにもしっかり表れているから説得力もある。

3、カリブ諸国で数少ないサッカー先進国

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カリブ海というと、キューバやドミニカ共和国など野球が強い印象があるが、コスタリカはそんな中でも国民のスポーツとしてサッカーが盛んな珍しい国だ。そのためワールドカップを観戦しにブラジルまで訪れたサポーターも少なくない。

4、コスタリカ代表の成長の陰にブラジル人の存在

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アレシャンドレ・ギマラエス

コスタリカに帰化してワールドカップを戦った一人のブラジル人がいる。アレシャンドレ・ギマラエスだ。11歳で父親の都合でコスタリカに移住したアレシャンドレ・ギマラエスは、1979年にコスタリカでプロデビュー。その11年後の1990年イタリアワールドカップにはコスタリカ人として出場した。その際には自分の生まれ故郷であるブラジルと対戦して1対0で敗れている。また、2002年日韓ワールドカップではコスタリカ代表監督として参加。そのときにもブラジルと対戦した(結果は5対2で敗北)。彼こそがコスタリカサッカー界を支えた重要な人物といっても過言ではない。また、彼の息子であるセルソ・ボルヘスはブラジルワールドカップのコスタリカ代表MFだ。イタリア戦でセルソ・ボルヘスはヘディングシュートを決めかけたが、わずかなところで枠を外れた。

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セルソ・ボルヘス

5、GKケイラー・ナバス

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今大会のコスタリカの快進撃の立役者はほかでもない正GKのケイラー・ナバスだろう。ウルグアイ戦、イタリア戦とスーパーセーブを連発した守護神は、実はスペインリーグで今季ラバンテのGKとしてFCバルセロナのビクトール・バルデスを抑えて最優秀GKにも選ばれた。

6、なぜか多くの選手がノルウェーリーグでプレー

コスタリカ代表の選手は14人が海外で9人が国内でプレーしており、そのうち5人がノルウェーリーグのクラブに所属している。過去にノルウェーでプレーした選手を含めると、その数は、9人にもなる。もしかすると、ノルウェーリーグは早くからコスタリカ人の才能に気づいていたのかもしれない。

7、あまりの強さにFIFAがドーピング疑う

ウルグアイ戦、イタリア戦のあまりのコスタリカ代表の強さにFIFAがドーピング疑惑をふっかけるまでに。イタリア戦後、FIFAは抜き打ち検査を実施。イタリアの選手には2人しか検査しなかったのに対し、コスタリカの選手には7人も検査したという異例の事態となった。もちろんFIFAにはその権利があるが、あまりにも不公平な扱いにGKのケイラー・ナバスは「リスペクトしていないようで嫌な気分だった」という心境を吐露している。