世界中を感動の渦に巻き込んだ日本サポーターのすばらしい行動がブラジルで伝染している。試合後に自分たちの出したゴミだけでなく、応援エリア全体のゴミを拾っていく日本人サポーターたちの姿を見て、複数のドイツ人サポーターがリオデジャネイロのコパカバーナビーチで行われたワールドカップのファンフェスタで、ゴミ拾いしている姿が報じられた。
彼らドイツ人たちは自分たちが使ったコップだけでなく、ほかの人のコップも拾い集めて肩に乗せながらゴミ箱に捨てに行った。その姿をブラジル人がキャッチし、フェースブックで公開したところ、大きな反響があり、メディアに取り上げられた。大手メディアの見出しは「日本人の見本に続き、ドイツ人がリオデジャネイロのビーチでゴミ拾い」。まさに善が善を生んだ瞬間だった。
ドイツ人サポーターの写真を撮ったブラジル人、ニコーリ・シーリンガーさんは、フェースブックで「ワールドカップなんて開催されなければいいと思っていた人には大会が閉幕するまでには考えを変えて欲しい。ワールドカップという文化交流はあまり海外に旅行する機会のないブラジル人にとってはとても豊かなものになっているから。ワールドカップがブラジルに来たのは私たちにたくさんのことを教えるため。政治や民主主義だけでなく、ひとつの小さな行動が大きな違いを生み、みんなに影響を与えることができるんです」とコメントした。
この記事を読んだブラジル人のネットユーザーも拍手喝さい。たくさんのコメントを寄せた。
「すばらしい行動は、いいエネルギーを生み出すんだね」
「ブラジルは外国から人がきて見本を示してもらわないとダメなんだね」
「最高の見本だね。日本人は津波の後にも最高の見本を示していたね。そんな見本が他の国の人々を動かすところを見るのはすごくいいことだね。これをブラジル人にもぜひ見習ってもらいたいよ。」
「日本の文化は美しい」
「その一方でブラジル人はゴミを道に捨てても平然としているなんて恥ずかしい」