ネイマールが国歌斉唱で涙 その本当の理由とは?

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ブラジル対メキシコによるワールドカップ予選リーグ第2戦が18日(日本時間)行われた。まだ大会は始まったばかりだが、観客や選手たちの気持ちはすでに最高潮に達している。そんな中、ネイマールが国歌斉唱の際に大粒の涙を流した。

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いつものように国歌斉唱が行われると、セアラ州フォルタレーザのカステロン・スタジアム観客席にいたブラジルサポーターは総立ちに。スタジアム中にブラジル国歌の歌声が鳴り響いた。さらにそこで国民の結束力を見せるかのような出来事が起こった。ブラジル国歌の1番が終わり、音楽が止まっても、サポーターや選手は構わず2番を歌い続けたのだ。その瞬間にネイマールは号泣。途中こらえきられなくなって、片手で両目を覆うほどだった。

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実は同じような出来事がコンフェデレーションズカップでも起きている。国民とチームが一丸となって優勝を決めたあのときの興奮がよみがえったのか、ネイマールは試合開始前に顔をクシャクシャにしていた。

一体なぜここまで感情的になったのか。それはネイマールの子供からの夢であるワールドカップ出場が叶ったこと、そして国民が一丸となってブラジル代表を応援してくれている、その事実がブラジルの10番を奮い立たせたに違いない。思えばワールドカップ開幕前、ブラジルは前代未聞の事態に追われていた。昨年から国民が一丸となってワールドカップ開催に反対し、通りでは連日デモが続いた。デモ対による破壊活動や警察との衝突も日常茶飯事だった。代表合宿の周辺ですらデモは行われ、ネイマールが乗っていたバスも囲まれた。

しかしいざワールドカップが開幕されると、ブラジル国民は素直にセレソンを応援した。ワールドカップ開催の有り方や政府のお金の使い方にこそ反対でも、自国のチームにはやはり勝ってもらいたい。それが大部分のブラジル人の気持ちだったのだ。ネイマールも不安だったに違いない。自分が引っ張るチームが応援されないことを。国歌斉唱の際にブーイングが起こることを。

しかし実際は違った。国民はブーイングするどころか音楽が止まっても国家を歌うことを止めようとはしなった。ネイマールの涙ばかりが報道されているが、実はこのとき他の選手の中にも目に涙を溜めていた、あるいは泣いていた選手が数人いた。ネイマールに限らずみんなが同じ気持ちだったのだろう。

ブラジル対メキシコ戦のハイライト動画