ブラジルワールドカップがついに開幕。一体ブラジルではワールドカップの試合がある日はどういった一日になるのか現地の生レポートを紹介する。
ワールドカップでブラジル戦が行われる日はブラジルでは人々が老若男女問わず黄色のシャツを着て過ごす。一歩、外に出ようものならそれこそ子供から大人、いや犬までブラジル代表のユニフォームを着ているのだ。まさにブラジル人にとっての正装がセレソンのユニフォームなのである。
また、W杯期間中はなにかとブラジルの国旗が目につくようになる。車に取り付けたり、店や家のベランダにかけることは当たり前。
開幕戦当日ブラジルは母国開催のため特別に国民の祝日になった。学校や会社はもちろんほとんどのところが休み。商店も早い時間に店を閉める。サンパウロでは世界各地のTV局が道端で取材合戦、改めてW杯の注目度の高さを伺わせた。
ネイマールの巨大人形がどこからともなく出現し、道行く人を驚かせていた。
サンパウロ市の中心街ではファンフェスト&パブリックビューイングが開催され、超満員の盛り上がりを見せ、すっかりお祭りムードに。
一方、試合会場に向かう地下鉄の電車の中もユニフォームを着たサポーターだらけに。このときばかりは一般の乗客が逆にかたみの狭い思いをしてしまう。
開幕戦のスタジアムのあるコリンチャンス・イタケーラ駅を降りると、そこにはサポータの人だかりが。
サポーターは試合前から大興奮。
ブラジルやクロアチアのサポーターだけでなく、世界各国のサポーターが一堂に会した。
サポーター同士写真を撮り合ったりして、会場周辺は国籍を問わず国境を超えたフレンドリーな雰囲気となった。
中にはこんな人まで登場。ブラジル代表のユニフォームを掲げるマラドーナ。シャツの文字は『私はブラジル人だ。ブラザー』の意味。
そしてついにW杯の幕が開けた。