コメンテーターとしてブラジルワールドカップに参加するアルゼンチンの英雄マラドーナがインタビューに応じ、ネイマールを絶賛した。
マラドーナはオレ紙のインタビューに応じ、「ネイマールは(現代の)ペレだ。特別な存在で、みんなが彼のことを見ている。現代のブラジルサッカーにおけるビッグ選手だ」と評価した。そのうえで、「ブラジル代表はMFからDFにかけてもすばらしい」とチーム全体の強さも指摘した。
しかしながらメッシとネイマールを比較されると、「馬鹿げた比較だ。メッシとネイマールの立ち位置はマラドーナとペレぐらいの差がある。」と、因縁のライバル、ペレを引き合いにした。
ブラジルで歓迎されたかと聞かれると、「ブラジル人がどんなふうに歓迎してくれたかって? ペレよりもいい待遇を受けたよ」と、毒舌は止まらなかった。
ブラジル対アルゼンチンの決勝を期待するファンが多いことについては、「なんとか(決勝の開催地)マラカナンに近づければいい。難しいのはあそこまでたどり着くこと。アルゼンチンがたどり着けたら、決勝の相手はブラジルになるだろう。ブラジルとの決勝で我々が勝てればそれに越したことはない」と話した。さらに優勝候補については、「ブラジルだ。ただ、優勝候補はいつも負けるけどね」と冗談交じりで答えている。
また、W杯開催をめぐりブラジル国内ではFIFAにも批判が集まっている中、マラドーナは、「FIFAはw杯で40億ドルも稼ぐのに優勝チームの賞金が3500万ドルなんて間違ってる。ジョセフ・ブラッター(FIFA会長)はなにもしてないのに金持ちだ。ちゃんと働いているビル・ゲイツとはわけが違う。なんて汚い権力なんだ。W杯は汚い人々によってブラジルで開催されている」と非難した。