W杯でアンチブラジル代表ファンが続出?

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ロイター通信は先日、ブラジルW杯で多くのブラジル人が母国代表チームの負けを望むアンチ応援団になるのではないかと伝えた。

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26日にブラジル代表合宿が開始されると多くのデモ隊がホテル、練習場付近に集まり、猛抗議。この状況を受けてロイター通信は、スポーツコメンテーターのウーゴ・ジオルゲッチのコメントを紹介。ウーゴ・ジオルゲッチは「W杯がこれほどまでブラジル国民の怒りを誘発したことはかつて一度もない。サッカーを愛している人までブラジル代表に対してアンチの応援をしている。」と指摘した。

リオデジャネイロに住むコンサルタントのマルコ・シウバさん(33歳)は、「オランダを応援する」としたうえで、「もしブラジルが優勝してしまったら、全ての汚職が忘れさられてしまい、国民が目を覚まさなくなる」と危惧した。

また、熱狂的なサッカーファンであるエジソン・アウベスさん(52歳)は、「私も、私の友達もみんなブラジルがすぐに敗退してくれるように応援する。悲しいことだけど、今はサッカーブラジル代表より、ブラジルという国のことを考えるのが優先だ」と話した。

スポーツと政治は切り離して考えるべきとは常々言われていることだが、現実は違う。ブラジルが軍事政権下にあった1970年メキシコW杯のときも民主主義を掲げていた活動家グループはブラジル代表のアンチだったという。しかし当時はペレを始めとするスター軍団の活躍、そしてブラジル3度目の優勝に魅了されるブラジル人が大部分だったのに対し、アンチはごくわずかだった。当時の代表選手たちといえば不動のアイドルだったのだ。

それが今ではブラジル代表に対して国民はリスペクトを失う傾向にあるという。その理由の一つにブラジル代表選手のほとんどが現在では欧州でプレーし、国民の身近な存在ではなくなってしまっていることが挙げられる。しかしどんなアンチ集団もいざキックオフとなると、ついついブラジルを応援してしまうこともある。前述のスポーツコメンテーターのウーゴ・ジオルゲッチはこう話す。

「1970年大会では私の友人たちはブラジルが負けるように応援しようなんて言っていたけど、試合が始まったら15分ももたなかった。」

いかなる状況にあっても母国は母国。果たして本番ではどれほどのアンチが出現するのだろうか。全ては開幕戦で明らかになるだろう。

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