ブラジル代表は28日、合宿先のグランジャ・コマリことブラジルサッカー連盟トレーニングセンターにてボールを使った練習を行った。
気温が低く、小雨が降っていたため選手たちは午前10時から室内でウォーミングアップを敢行。その後場所をコートに移し、トラップ、パス、ドリブルなどのボールを使った軽めの練習を行った。GKは別メニューでボールセーブやキャッチの動きを確認した。
今季最終節に怪我から復帰したばかりのネイマールもほかのメンバーと同じメニューを消化。動きにはすっかりいつものキレが戻り、痛みなどの心配も全くないようだ。チームドクターのジョゼ・ルイス・フンコは「怪我をしたときから回復に至るまでずっと彼の状態を見てきたが、いい感じに完治した。左足の怪我は全く問題ない」と、ネイマールのコンディションを保障した。
ネイマールはバルサ移籍後、目標だった体重の増量に成功。扁桃腺の手術を受けたこともあり、それまで64、5kgしかなかった体重が67kgにアップ。これについては、「喉を手術したことで体重を増やしやすくなった。彼の喉は炎症を起こしやすかったが、術後すぐに体重が増えていった」と説明している。
一方、フィジカルトレーナのパウロ・パイションは「まだ合宿が始まったばかりで、100%じゃなくてもおかしくないのに、すばらしいクオリティーを保っている。彼がコンフェデレーションズカップのときのパフォーマンスをW杯でもできると我々スタッフは確信している。だから心配はいらないよ」と、本番ではベストコンディションのネイマールが見られると約束した。