ネイマールは25日、ブラジルの人気テレビ番組「Domingão do Faustão」に中継で出演し、ブラジルワールドカップ、恋人のブルーナ・マルケジーニなどについて赤裸々に語った。
ブラジル代表合宿を翌日に控えたこの日、ネイマールは中継ながら息子のダヴィ・ルーカ君と一緒に出演。まもなく開催されるW杯について、「3、4歳のときにすでにワールドカップでプレーするのを夢見ていた。2002年はロナウドが(ブラジルを)優勝に導いたのを観戦していたし、1994年にはロマーリオのことを見ていた。そのときから自分はああなりたいと思っていた」と、子供からの長年の夢の実現に向けた胸中を明かした。
また、家族を楽させてあげるのも夢だったとし、「僕の最初の夢は両親に家を買ってあげることだった。おかげ様で16歳のときにそれは達成できた。サントスに入団したことで家族にいい暮らしをさせてあげることができるようになったんだ」と親孝行の一面をのぞかせた。さらには「その後、予定外だったけど、ダヴィが生まれた。でも僕の人生にとっては最大の喜びとなったし、何事にも変えられないよ」と息子への愛を口にし、「お父さんは僕のアイドルで、ヒーローだ。お父さんとお母さんが全てのことを教えてくれた。もし両親を選んでいいと言われても絶対に二人を選ぶ」と家族思いの一面を見せた。
また、ネイマールは「(W杯の)プレシャーは特にないし、楽しんでプレーしようと思ってる」としたうえで、ブラジル国民に対し、「サポーターが選手たちを元気づけて、試合に勝たせることはできる。ブラジルのサポーターが僕らを応援してくれること、最後の最後まで一緒に戦ってくれることを願っている」とサポートを呼びかけた。
FCバルセロナの1年目のシーズンについては、「チームについたときはアイドル選手ばかりだったので後ずさりした。ロッカールームにイニエスタやシャビ、メッシがいたのでビデオゲームのようだった」としたうえで、「学習の1年だった。ただ悪い1年だったとは思ってない。大変だったけど、勝利はすぐに戻ってくると信じている」と、この先の挽回を誓った。
アトレティコ対レアル・マドリードのチャンピオンズリーグ決勝戦はロスタイムでの同点ゴール、延長での3点の追加点でレアル・マドリードが劇的勝利を挙げたが、それについては「サッカーはああいうことがあるからこそ美しく、エキサイティングだね。期待していないときに限って逆転したりして優勝が決まるんだ」と感想を述べた。
また、話題が恋人に及ぶと、「僕らはいつも一緒だったよ。」と復縁を認め、司会者から「別れていたときも二人はいつもお互いのことを考えてたの?」と聞かれると、「そうだね、この件はずっと前に解決していたんだ」と長い間秘密にしていたことを明かした。
しかし気になるのがネイマールのバルセロナでのプライベートライフだ。パーティー好きのネイマール、さらに遠距離恋愛だけに常にほかの女性の噂が立ってしまう。それについては、「僕は真面目だし、軽い女性が嫌いなんだ。遊んでそうな女性より、難しい女性を征服したいんだ」と理想のタイプを挙げた。
ネイマールは26日午前10時にリオデジャネイロの国際空港でほかのブラジル代表メンバーと合流する。その後チームはブラジルサッカー連盟(CBF)のトレーニングセンターに移動し、練習を開始。さらに6月3日にはパナマと6日にはセルビアと親善試合を行う予定。