ワールドカップ史上最多得点を挙げた元ブラジル代表ロナウドがネイマール、大会運営の遅れなどについてコメントした。
ロナウドはブラジルW杯実行委員会のメンバー。本番まであとわずかのこの時期にブラジル政府の対応の遅さからスタジアム建設工事など今ブラジルは様々なトラブルに見舞われている。これについてロナウドは、「官僚主義が横行して(運営に)遅延がでているのは残念だ。自分の愛している国のことだけに恥ずかしい思いでいる。こんなイメージを世界に伝えてはならなかった」としたうえで、「スタジアムはどうにか完成するけど交通機関、空港などのインフラ工事がこんなに遅れるなんて本当に残念だ。僕らは多くの時間を無駄にした。政府はもっと早く行動するべきだった。W杯は様々な投資をブラジルに運んできてくれた。もし約束されていたことが果たされていたら完璧になるはずだった。しかしW杯が問題ではなく、義務を果たさなかった政府が問題なんだ」と話した。
一方、ロナウドはブラジル代表については、「ブラジルが優勝候補だ」としたうえで、「ネイマールが最優秀選手になるだろう」と予想した。さらに「W杯のスターはネイマールだけしか考えられない。優勝もブラジルしかない、と思いたい。ブラジルには優勝のための大チャンスがある」とV宣言した。
ロナウドはライバル国に、「ドイツ、スペイン、アルゼンチン」を挙げ、国際経験に乏しいとされるブラジルのメンバーについても「それがチームに悪影響を及ぶすことはない。経験の欠如が必ずしも試合結果を左右するわけじゃない」との考えを示した。
スター選手として世界に注目されるネイマールのプレッシャーについては、「彼はその準備ができているし、ちゃんと保護されている。彼の回りには要塞があるみたいなもの。まだ若いけど、精神的に安定しているし、自分の才能、責任も理解している。ネイマールは僕らの希望だ」と、不安はないとした。