「自分とネイマールを比べるのはフェアじゃない」=ペレ

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サッカーの王様ペレは先日、サンパウロ市にあるモルンビ・スタジアム内に開設された「サッカーのペレハウス」のオープン記念イベントに出席し、メディアのインタビューに応じた。

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この時期は特にブラジルワールドカップでブラジル代表の主役となるネイマールとペレが比較されることが多くなっているが、それについて、「フェアじゃない」と二人の状況がまるで違うことを指摘したうえで、「私の最初のW杯はパラシュートで(チームに急に)落ちたようなものだった。チームにはジルマール、ジジ、ニルトン・サントス、ザガロなど経験豊富な選手ばかりで、私はただのアシスタント役だった。22歳になってW杯に出るネイマールとは全然違う」と説明した。

また、ペレは「彼が試合を決めてくれるようにと、全ての重圧をネイマールの背中に背負わせるのは間違っている。」と、ネイマール頼りのチームに警鐘を鳴らした。

一方、ブラジルでのW杯開催については「フラストレーションが溜まる。6年前にブラジルでの開催が決まったのに、開催まであと数週間になってもまだスタジアムが完成していない」と批判し、「外国人の25%はブラジルに来ることを断念したはずだ」と強調した。ブラジル国内で国民の不満がたまっていることについては、「選手たちは汚職とは無関係だ。国民は選手たちを支えるべきで、彼らをブーイングしたり、批判したりしてはならない」と呼びかけた。

ペレは代表メンバーについてはこう語っている。「ブラジル史上、W杯にこれだけ強いディフェンスのチームで臨むのは初めて。ただ、ハーフからフォワードまではまだ疑いが残る。復帰は力があって、私の時代のヴァヴァのような選手だけれど、まだ向上の余地がある。とにかくW杯は一人の選手だけでは勝てない」。

なによりペレが悔やむのはロビーニョとカカーの不在だ。二人共招集されてもおかしくない存在だけに「ロビーニョは欧州で今までやってきて呼ばれてもいい選手でカカーは国際経験豊富な選手でチームの助けになるのに」と嘆いた。

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