サッカー日本代表がアルベルト・ザッケローニ監督の後任として、ブラジル人の大物監督にオファー出していたことが明らかになった。ESPNが報じた。
気になる大物ブラジル人とはなにを隠そうコリンチャンスの元監督チチことアデノール・レオナルド・バッシだ。チチは2010年から2013年までブラジル名門コリンチャンスに在籍し、2012年にはリベルタドーレス杯で優勝。また同年に日本で行われた世界クラブ選手権でも決勝でチェルシーを下してコリンチャンスを世界王者へと導いた。コリンチャンスがリベルタドーレス杯、世界クラブ選手権を制覇したのはこのときがチーム史上初めてのこと。世界二大タイトルを制覇したことによりブラジルでのチチの評価は急上昇した。
チチは2013年シーズン、コリンチャンスでリベルタドーレス杯出場を逃したことが原因で、シーズン終了後にチームとは契約を更新せず、現在は無所属となっている。その後はアトレティコ・ミネイロや他の複数クラブに移籍することが噂されたが現在複数のオファーを検討中だという。その中の一つが日本代表である、とESPNが伝えている。
チチは近日中にもチャンピオンズリーグ決勝を観戦するために欧州に渡る意向。世界が注目する監督だけに欧州チームからもオファーを受けている可能性もある。日本代表、ブラジルのクラブ、欧州のクラブとどれを選ぶにしても、契約はW杯後になるという。果たして日本代表に再びブラジル人の監督が就任することになるのだろうか。