FCバルセロナのブラジル人選手、ダニエル・アウヴェスが試合中に相手サポーターからバナナを投げられたことに抗議するためにネイマールがインスタグラムにアップしたバナナ画像が大反響を呼び、ブラジル国内のみならず海外の多くの人々までこの運動に参加する事態に発展した。
事の発端はダニエル・アウヴェスがビジャレアル戦で相手サポーターからバナナを投げられたのに対し、これを拾って涼しい顔をして食べながらコーナーキックを蹴ったことにある。この姿に感動したネイマールがチームメイトが差別されたことに抗議するためにインスタグラムのアカウントに息子のダヴィ・ルーカ君とバナナを食べている画像をアップ、「SOMOS TODOS IGUAIS, SOMOS TODOS MACACOS. 僕らはみんな同じ人間。僕らはみんな猿なんだ」とコメントした。これにハッシュタグ、「#somostodosmacacos 僕らはみんな猿なんだ」を付けたことで、同じ日に同様の写真をアップする人々が続出。ネイマールパパはもちろん、テレビ司会者、サッカー選手、一般人、外国人などが差別撤廃を呼びかけた。
ついにはこれに便乗して、「僕らはみんな猿なんだ」Tシャツを販売しだす人まで登場する始末に。さすがに差別撲滅をうたいつつ金儲けをしようとするTシャツの販売元には批判が集まった。
いずれにしろこの運動、今度さらに拡大しそうな勢いだ。賛同する人はぜひとも「#somostodosmacacos」のハッシュタグをつけてツイッターやインスタグラムのアカウントにバナナを食べる写真をアップしてみよう。ネットを通じて世界の輪が広がる瞬間が今そこに来ている。