怪我から復帰後、あまり好調とはいえないネイマール。そんなネイマールにサッカーの王様ペレがW杯に向けて暖かいエールを贈った。
ペレといえばこれまでときにはネイマールを厳しく批判し、ときには優しく褒めてきた。W杯を目前に控えたこの時期にペレは「ネイマールはW杯優勝のために必要不可欠な選手。彼はW杯でチームを引っ張るためのプレッシャーに耐えなければならないし、その準備ができている」と頼もしいコメントを残した。
特に今回のW杯はブラジルが主催国。ブラジル国民の中には優勝して当然と思っている人も少なくない。1950年ブラジルW杯でブラジルは決勝でウルグアイに劇的な敗北を喫しているだけに、そのリベンジにもなる。そんな大会でのプレッシャーは決して軽くはないはずだ。
「ネイマールは偉大な選手。私は彼のことをサントス時代からよく知っている。息子もサントスでコーチをしているから彼のことは子供のときから見ている。もちろんプレッシャーはある。でも重要なのは彼がブラジルを出てバルセロナでプレーしているということ。そのおかげで経験を積んだと思う。欧州でやるのは大変なこと。彼にとってはいい経験になったに違いない。(移籍してからの)半年間の彼にはとてもいいチャンスが回っている」。
優勝の可能性についてペレは「難しい大会になる。ブラジルにはサッカーの長い歴史があるけれど、唯一母国で開催された大会でウルグアイに負けてしまった。そのことを国民はいまだに忘れられないでいる。子供の頃、父が泣いていたのを覚えている。その記憶を消してしまいたい。もちろんプレッシャーはネイマールだけにあるわけじゃない、チーム全体が背負うことになる」と分析したうえで、「我々にとってはリベンジのチャンス。決勝はフランスとやれたらいい。フランスにはどうしても勝ちたい。過去の3度の大会でフランスに負けているからね」と語った。