ネイマールがFCバルセロナとサントスの間で行われたとされる契約違反を巡って自身のインスタグラムのアカウントでサントスの会長を強い言葉で攻撃した。
「ネイマールの契約に違法行為の疑惑が浮上」でも紹介した通り、ネイマールは今大スキャンダルの渦中に立たされている。サントスからバルサに移籍した際、裏金が払われていたとして、スペインの裁判所は近日中にもバルサを起訴する意向だ。
報道によると、スペインの裁判所は契約の際に支払われた金額の内訳を明らかにしており、サントスが1710万ユーロ、ネイマールパパのマネージメント会社であるN&Nスポーツが4000万ユーロをバルサから受け取ったと伝えられている。さらにN&Nスポーツは交渉が成立する前の2011年の時点ですでに1000万ユーロを前金として受け取っていたという。
これを受け、先日、サントスのルイス・アルヴァロ・ジ・オリヴェイラ会長は交渉に当たったネイマールの父親を挙げ、「彼がバルサから前金をもらっていたことをずっと隠していたのは無責任なことだ」と批判した。
自分の父親を批判されたネイマールは黙っていなかった。ソーシャルメディアを通じて「もし彼(会長)がお父さんのことをバカだと思っているなら間違っている。僕はお父さんのファンだし、お父さんのおかげでここまで来れたんだ。お父さんが何百ユーロ稼ごうと、なにが悪いんだ」とコメントした。
ネイマールの怒りはそれだけじゃ収まらなかった。ネイマールは、元チームメイトでサントスからサンパウロFCに移籍したガンソを例に挙げ、「ガンソがサントスに残らなかった理由がやっとわかったよ。彼はクラブが嫌いだっただけじゃなく、サントスの一員としてプレーするのを嫌がっていたんだ。全部フロント陣のせいでね。僕はいつだって彼らをリスペクトしてきたし、プロとしてやってきた。だけど本当に元会長と現会長にはがっかりだよ」と話した。
一方のルイス・アルヴァロ・ジ・オリヴェイラ会長は「ネイマールはまだ子供で父親との絆がとても強い。私は彼のことは自分の息子のように扱ってきた。彼がサントスに残るために高額のオファーも全て断ってきたんだ。この件についてはもうなにも言うことはない。裁判所に任せるよ」と述べるにとどまった。