先日行われたラーヨ・バジェカーノ戦で見事復帰ゴールを決めたネイマール。しかしそのゴール後にネイマールが見せたパフォーマンスが思わぬ形で物議をかもしている。
ネイマールは試合終了間際に自らドリブルで切り込んでペナルティーエリアの外が強烈なシュートを決めた。29日ぶりの実践復帰だっただけにその喜びようは普段の倍以上だった。ゴールを決めた後、ネイマールはブラジルの人気バンド、プリシコの曲「Lepo Lepo」の振り付けをチームメイトのダニエウ・アウヴェスと一緒に披露。両手を挙げ、腰を振るブラジルのステップを世界中に届けた。
しかしこれを見た相手チームのサポーターは激怒。試合にも6対0で敗れただけに、この踊りを侮辱的だととらえたのだ。さらにスペインのスポーツ紙も相手チームの配慮に欠けているといった批判的な記事を書いた。マルカ紙はホームページで読者にこの踊りが侮辱的がどうかをアンケートを取る事態に発展。55%は侮辱的ではないとしたものの、約半数が不快感を表した。
これに対してネイマールは「僕らは楽しんでいるだけ。プレー中だろうとなんだろうと、ただ生きているだけでも、どんなときでもね。これが僕らなんだ。ただ幸せなだけで、そのときそのときを忘れられない瞬間にしたいんだ。なぜなら僕らのテーマは大胆さと喜びだからさ」とコメントした。
バルサのヘラルド・マルティーノ監督も「相手を侮辱したわけじゃない。ただ、背負ったものを発散しただけだ」とネイマールを擁護した。