ネイマールとメッシの黄金コンビを世界中のサッカーファンが見たがっている。にも関わらずファンの期待とは裏腹にほとんどこれまで二人が一緒にプレーする機会はなかった。そんな状況をまるで呪われているようだと指摘するメディアまで出始めている。
FCバルセロナは8日、国王杯でヘタフェと対戦。結果は4対0でバルサの圧勝だった。この日は昨年から怪我でコートを離れていたメッシが久々に復帰。自ら2得点を決め、改めて存在感を発揮した。しかしそこにいるはずのネイマールの姿はなかった。ネイマールは試合直前になって胃腸炎にかかり、急きょ欠場したのだ。まるでメッシの復帰と合わせて体調を壊したようなそのタイミングに周囲はある種の気味の悪さを感じている。
それもそのはずネイマールがバルサに移籍して以来、二人はわずか889分しか一緒にプレーしていないからだ。これは全体(2610分)の約34%に満たない。ネイマールは移籍直後ヘラルド・マルティーノ監督の意向で温存されることが多かった。やっとチームに溶け込んできたと思ったら今度はメッシが相次ぐ負傷。ネイマールが活躍したほとんどの試合でメッシの姿はなかった。
しかしその一方で驚くべき数字も出ている。これまで二人が一緒にプレーした試合数は合計で13試合で戦績は10勝3分けと二人のコンビが実現したときはチームは一度も負けていないことが分かっている。呪い、それとも幸運をもたらすコンビか。いずれにしろ今年こそ二人にはもっと多く一緒にプレーする機会が望まれる。