今季サントスで47試合に出場し、43ゴールをマークしたネイマール。実はこのゴール数、同チーム所属の攻撃の選手9人のゴール数を超えることが分かった。
ネイマールは左のFワールドでプレーすることが多いが、今季最もネイマールとツートップを多く組んだのはアラン・カルデッキ、ボルジェスの2人だ。中でもアラン・カルデッキは35試合に出場し、11ゴールをマークし、ネイマールのパートナーとしては他のFワールドたちのトップに立っている。それでも43ゴールのネイマールと比べると、足元にも及ばないのだ。
アラン・カルデッキ、ボルジェスの2人のほかにもアンドレ、ミラーレス、ヴィクトル・アンドラーデ、ジンバ、パチート・ホドリゲス、ヘンテリーア、ビウと合計で9人もの選手がネイマールとツートップを組んだが、その全員のゴールを足しても、42ゴールというのだから、どれだけネイマールが得点能力に長けているかが分かる。
しかしチームにとってはこのネイマール依存の体制はとても危険なことだ。ネイマールが移籍してしまえば、それこそ攻撃力が激減してしまうことが目に見えているからだ。しかしながらサントスはどのFワールドが一番チームに貢献できるかというより、どのFワールドが一番ネイマールと相性がいいのかということばかりに集中していて、もう一人のFワールドの選手選びに苦戦しているようである。