リーガエスパニョーラ第12節でFCバルセロナはエスパニョールとホーム、カンポ・ヌウで対戦した。ネイマールの素晴らしいアシストもあって、チームは1対0で勝利。この試合でネイマールが見せたあるドリブルが全盛期のペレを彷彿させるとして話題沸騰だ。
即興か、それとも狙っていたのか。ネイマールはここぞという場面でペレが1970年W杯準決勝ウルグアイ戦で見せた伝説のドリブルに似たテクニックを披露した。そのテクニックとは仲間からのパスをトラップすると見せかけてスルーし、相手GKを欺き、スルーしたボールを自分で拾ってシュートするという仰天の業だ。これを試合中に見せたネイマールは観客を興奮の渦に巻き込んだ。惜しくもゴールはならなかったが、相手GKのネイマールに対するチャージはファウルとも取れるプレーだった。審判はそのままプレーを流したが、ファウルだったらPKにもなっていた場面だ。ネイマールのプレーが日に日にクリエイティブになっているのは誰の目にも明らかだだろう。いずれ誰も彼のことを止められなくなるときがくるのかもしれない。