1978年にアルゼンチンを史上初のワールドカップ優勝に導いた元代表監督セサル・ルイス・メノッティが世界でトップクラスだとされているネイマールの実力を真っ向から否定した。
セサル・ルイス・メノッティはスペインのラジオ番組ラディオ・マルカのインタビューに応じ、「ネイマールは両サイドでプレーができない。できるのは左サイドだけだ。左ではよくプレーできるし、ものすごい技術を持っている。ただ、ペレやジーコなどのレベルの選手ではない。ほかのどこにでもいるFWの選手と同じだ」とネイマールのポテンシャルを否定した。
また、ブラジルW杯で優勝候補の呼び声も高いブラジル代表については、「ブラジルはまだチームができあがっていない。選手たちのおかげで少しは成功しているけど、(ブラジルが本来持つ)DNAは失ってきている。彼らはガッツあるプレーとマークに固執しているが、そんなことは(過去に)一度もしたことはなかった」としたうえで、ブラジル国内のサッカーについても「下手すぎる」とこき下ろした。
一方でアルゼンチン代表については、「優勝する可能性はある。メッシがチームにいればいつだってチャンスはある」と母国を優勝候補に挙げた。