見事2対0で完封勝利を飾った韓国戦。スコアだけを見れば圧勝だが、試合中韓国選手のネイマールによる集中砲火とも言えるラフプレーの数々もあり、決して楽な試合ではなかった。
この日、ネイマールは前後半あわせて12のファウルを受けている。韓国が犯したファウルの合計は20、実に全体の6割がネイマールに対するものだったと考えると、どれだけネイマールが警戒されていたのかが分かる。これについてネイマールは試合後、「試合中に狙われるのにはもう慣れた」としたうえで、「ファウルも友達みたいなもの」と持論を展開した。
「(ファウルは)日常の一部。一緒にいる友達みたいなもので、気にしていない。でも悪意のあるファウルは嫌い。ただ、それも試合の一部なんだけど。これからもずっとファウルに苦しむだろう。だからといって(ベンチに)温存されたくない。いつだってプレーしていたいんだ」。
この日の韓国はファウル数20のうち、イエローカードは3枚だったの対し、ブラジルはファウル数15で警告ゼロ。ブラジルは最後までフェアプレーで戦い、相手を上回った。そんなチームに対し、ネイマールは「(難しい試合を)克服したチームを祝福したい。短い期間で時差がある中やるのは大変なこと。プレーしたみんなにおめでとうと言いたい」と、チームメイトをねぎらった。