ブラジルは12日、ソウルで韓国代表と対戦し、2対0で白星を挙げた。
この日、韓国は徹底してネイマールをマーク。ネイマールを抑えることで、なんとかブラジルの破壊力を抑える作戦に。そのため前半だけでもネイマールが受けたファウルの数は9回。途中、あまりの集中砲火にブラジルのチームメイトがファウルを犯した韓国人選手に詰め寄る場面もあった。
しかしネイマールは終始冷静だった。両チーム入り乱れてあわや乱闘になりそうな場面でも自ら相手選手に握手を求めて和解に行くなど大人の対応で局面を乗り越えた。そして迎えた前半42分、ネイマールは自らが受けたファウルで得たペナルティー付近のフリーキックを直接決め、試合を動かした。時差のためかこの日のブラジルは明らかにパフォーマンスが低下。前半こそ動きに切れが見られたが、後半になるとパスミスが目立った。そんな中、後半4分、パウリーニョからのスルーパスを受けたオスカルが相手GKを交わして落ち着いて決め、少ないチャンスをものにした。その後、両チーム大きな好機も作れず、試合は2対0でブラジルに軍配が挙がった。