オーストラリア戦に続いてポルトガル戦でも抜群のプレーを見せたネイマールに対し、監督を始め、チームメイトから称賛の声が挙がっている。
ネイマールはここ2試合で2ゴール2アシストと他の誰よりもピッチで存在感を発揮している。オーストラリア戦では相手3人をドリブルで交わし、シュートまで持っていった。ゴールこそならなかったが、その勢いは誰も止められない、という印象を強く残した。ポルトガル戦でもペナルティーエリア付近で複数のディフェンダーに囲まれながらも強引にドリブルで切り込み、そのままゴールを決めた。
そんなネイマールに対し、ブラジル代表であり、FCバルセロナのチームメイト、ダニエウ・アウヴェスは、「ネイマールは生まれたときに神様に触れられた数少ない選手の一人だと思う。神様はネイマールに触ってこう言ったんだ、『君はサッカー選手になる』ってね」と、ネイマールの神がかりなプレーと才能について語った。「ネイマールは今最高のチームでプレーしている。世界が彼を知り、彼にどんなことができるかを目の当たりにするだろう」。
一方、ブラジル代表のフェリペ・スコラーリ監督は、「アメリカでの試合(ポルトガル戦)でのネイマールのパフォーマンスはすばらしかった。といっても彼はここ4年、サントスでプロになってからというもの常にいいプレーをしてきている。15から20試合中調子が悪いのは1試合だけだ。いいプレーをするのは普通になっている」と評価した。
また、フェリペ・スコラーリ監督は「ネイマールはドリブルに長けていて、戦術面でもかなり成長している。ただ、ときどき不用心になるので、そんなときはディフェンダーに削られることになる。そんなとき、彼がわざと倒れてると言われるけど、ほとんどの場合はファウルで倒されてるだけだ」と、シミュレーション説を否定した。